日記

とみいえひろこ/日記

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.02.26

わたしがひと段落したと思えばひと段落ということになるだけで、また慣れてゆく。生理が来てなんとなくそういう気分になってしまった。 自分がざわざわすることについてはお願いをすることにした。同時に、わたしのお願いなどを聞く筋合いはほんとうは何もな…

動物のように

動物のように身を寄せ合ってじっとしてずっと他人でいられたらいい 動物のように身を寄せ合ってじっとしてずっと黙っていられたらいい 野のことは野を突き刺してひと日立つ冷えた脚もつ門のみの知る わたしは立って、彼はすわって話すんだ 潮のにおいも届か…

2021.02.23

ただ、でも、この時期こそ集中してこちらがそちらに潜り込んでいって、内部の壊れそうなところを手探りにどのようにか壊し壊れていくことをしないと、そして壊れるときはこちらに戻って、見ないと、いつまでもここを抜け出せない。とも思う。壊れる先にも何…

2021.02.14

この実はたしかにそう名付けられる。けれど、名付けられ、思われると同時にこの実のこの体は、この実に見えていることは、この実の生き方は放ったらかし。みんないったいどこのどの実のことを言っているんだろう、と思う。 ああ、ほら、そう口にすると同時に…

2021.02.11

進むには、目に見えないなにかの動きについて、それも自分のものではないもの、それを見て説明をして伝え、共有して助けてもらわないといけない、いろいろな方向からいろいろな手を使って。ここを抜けるために知らないところへ行かなければいけない。 説明し…

犬髪を噛むけものをつつむ夜が来てここにいつまでいないといけない 蜜をもたないからだで仰向けにおもう やさしいさびしいことを 金木犀のにおいの果てた場所に棲むあなたにいちにちだけ会いに来た 会いにゆくときは必ず色のある水を携えすこし畏れて よこが…

透明な小道

透明な小道があった。透明な小道に、ふと入り込めるときがある。入り込めるといっても、そこに迷い込んでしまう、という方法しかない。そして迷い込むための法則や方法はなにもない。そのときそのとき、一回きりの方法で迷い込んでしまう、しかない。 迷い込…

2021.02.03

野の果ての暗い水のなか 津島祐子『黙市』 ああ、好きだった。わたしはただそれが好きだった、突っ立って見ていたかった、見なくともよかった。理由も意味もないし、それが好きという感覚とは思えなかったし、そうとも思わない。ただ、その感覚、その感覚の…

2021.02.01

iMacをやっと設置した。2月の間に環境を整えて、練習しておいて、2月末納品の仕事が終わったらフォントの契約PCを移して、そこからは基本的にiMacから戻れない。今のところはフォントのことがあるからそれしかないっぽい。不安。ソフトをダウンロードしてい…