日記

とみいえひろこ/日記

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.09.27

ある程度(かなり)外枠から決めてかかって関わらないとわけがわからなさすぎてやっていけない、こどものときは。そのつもりでここまで来たものの、外枠はあくまで仮組みの枠だということを忘れがちで、とうにもう組み替えてかまわなかったし、そろそろ外し…

2021.09.22

わたしがいろいろなところにおしっこをするので、家族からここではしてはいけないと教えこまれている夢。優しい口調で、そして本心から優しく、わたしのためを思って教えてくれている。 ここにしているのはここにしなくてはいけない理由があってしているし、…

2021.09.18

いろいろな時計がある。わたしはもう少したくさん自分のなかに時計を増やしたい。今はふたつくらいしか持っていないと思う。それが足りなさなんだと思う。 少し波がとぎれて、自分のところへまた戻ってきた。勢いではなく時間を少しずつとってやっていかなく…

2021.09.14

白く明るい、すきまのある空間にあつまり、エスカレーター、廊下、個室へと順番通りに進む。待つ時間。待つ時間。待つ時間。待つためにつくってきたようなつもりになっていた時間。腕を出し、しずかにうつむき、もう再び会うこともたぶんない人がなんでもな…

こわいもの

こわいものが変わった。こわいものの総量は変わらない。こわいものそれぞれのこわさがあり、どれもわたしを放っておいてくれない。こわいものが多過ぎて何も終わらない。付き合いつづけるから少し休んでいいか、休みたい、と言って座り込んだら、こわいもの…

2021.09.05

ひら と着せかける浴衣のうしろより蟬鳴き出づる 囘復はあれ 佐竹彌生『天の螢』 回復は、名前や言葉や場所、時間を逃れることのできる力のようなものと思う。力を逃れることのできる何か、意味を逃れることのできる何か。 着せかけるときに着せかける誰かを…