日記

とみいえひろこ/日記

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2022.07.30

好きな曲を選んで、家族それぞれの動画をつくった。Adobe Premiere Rush、向いていないことはないのなら、数をこなしていくと自然に上手になるもので、駆け足でざっとやっただけだけど楽しかった。それで、とてもよくわかったと思ったことがある。もっと考え…

2022.07.29

もうそれは終わってしまって ふいに、暗い階段をもうすぐ下りきる、というときに思い出した人がいた。今頃しんでいるのかもしれない、と思いつく。 自分の身体のことをよその人に明らかにすることはとても、秘密に関わることなんだなという思いがつよくなっ…

ここで待っていてください

待つ時間というのはいつもふいに来る 悪趣味な色の床にうつむき 書き足したところつやめく事務室のガラスの奥へ紙差し出せば 案内の男の声が良い声でどういいのかを考えている 気がかりがいくつか混じりあいながらほどけずにシャボン玉の下ゆく 長くなりそう…

2022.07.27

そう、このように 時間をすこしでもとれば、1000倍くらいになって反応がかえってきて、あとは自分で好きなところへ行くのだと思う、そうなると知っている。そうならないことがあるということもすこしだけ知っていると思う。時間をすこしでもとれば それが出…

2022.07.24

苦手なことをつめてここ何日かでやった。もうしばらくつづく。ひとつひとつたぶん、これに自分が自分だけで関わることが、遠回りでももうひとつのことのためにもよく働くのではないかと思う。でもわからない。ひとつひとつとは必ずいつも、ひとつひとつなん…

2022.07.20

入院と手術をすることになった。でも、ほんとうによくできたとても良いタイミングで、こういうおはなしになっていたというような流れになるものなんだなと思う。わたしがこうなるということは周りのいろいろがもう、一段階ほんとに大丈夫になってきていると…

2022.07.18

眠くて眠くてぜんぜん動けず、今日も何もしないでいようか迷ったけれど、5、6倍くらいの時間をかけてでものろのろ作業してみた日。自分のやっていることは作業療法みたいと思った。 きらいなこと、したくないことなら私は分かる、その逆のものにくっついてい…

2022.07.16

「感じるブックジャケット 2011→2021」展(竹尾 淀屋橋見本帖)。 「感じるブックジャケット 2011→2021」展|紙の展覧会|竹尾 TAKEO 雑誌「ブレーン」で10年つづいている企画の立体版。展示されたものを手にとって見ることができた。実物と、簡単なコンセプ…

2022.07.14

疲れが出て若干癖が出てきた。 離れていったクライアントさんのことをときどき思う。フリーになって以降やっと、私はほとんど恋のような仕方で自分の仕事に関わっている。この関わり方はもっと変わっていくけれど、今は、私の手に届く方法としてはこれしかな…

2022.07.13

6(穏やかな声が書き取らせる) もはやここにいないひとりの女が私のそばにいて、静かにこの本を私に書き取らせる。 パスカル・キニャール 小川美登里/訳『いにしえの光』(水声社) キニャールの本が大好きで、新しい本に書かれていた「往古」という言葉を…

2022.07.08

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」ジェーン・カンピオン監督。朝観て、その気分をひきずりながら一日。流し見だったけれど、ひきずってだんだん重くなる。ああ、なんかすごいものを見た、見ているんだと、だんだん思う。ピーターの目線だったろうか、観ていると…

2022.07.07

検査の二日目で、おなかがずっと痛い。 精密検査を受けなければいけないことになって、すごく、生まれてはじめてくらいなレベルで気持ちが落ち着いたのだけど、何日か経ったらその感覚も薄れてきてしまった。終わりが見えることで、このくらい強制的な線を引…

2022.07.04

「心のカルテ」マーティ・ノクソン監督。 回復や選択についての、物語についての物語。こういう状況なら、こういう条件が重なったら、それはこうなるよね、そっちを選択しちゃうよね、どんどんはまり込んでいってしまうよね、体を使って、そこにあるかもしれ…

こちらから倚りかかれば受けいれる腕ふわりと蝿が浴槽にくる アジールというほどのものではなくて蝿這うさまを見ている時間 石鹸の嫌というほど白い香によごれて蝿と入浴をせり ふゆ風もはるの光も背をさする腕もここへは入ってこない 夢よりもかるい抱き寄…

2022.07.01

相手の話を聴く態度について。話す側がどういう目的で話しているかを決める権利をもたなくてはだめだと思う。無自覚であっても、目的は話している側にある。聴く側が話されていることの目的を決めてはだめで、だめだと思う。どんどん相手の望むものを差し出…