もみ殻は堆のごとくに積まれゐて誰か小さき火をつけに来る 晩秋の風に吹かれて永遠にあゆみ去ることありや人にも 転がれるパッションフルーツの傷口が濃くなりゆく昨日より今日 しづかなる夜更けの道を犬の啼く声をまねびて男が過ぎる 朽ち果つるものの一つ…
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