日記

とみいえひろこ/日記

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2024.03.31

からだがけっこう、みるみるうちにしんどくなっていて、14、5年前頃の時間をこれからやり直すようだ、と受け止めている。前よりもう少しうまく応じることができればいい、できないとおかしい。 『捨てがたき人々』。後半、ばばばばっと人の、わたくしの醜態…

2024.03.29

ここ2日くらい、自分が十四、五才の頃にすごく好きだった人の曲を聴きながら過ごした。ら、自分のおさまる範囲が、取捨選択が、スタンスが、ちょっと思い出せたように思う。その頃から何も変わらない。納得いかないものはたぶんこれからも納得いかないだろう…

2024.03.25

『ウィークエンド』(アンドリュー・ヘイ/監督)よかったな、と思い出している。浮き草のように過ごしていく術を身につけていき、そのように生きる。ただそれはそうするしかなかったからだ、という前提で。そう択びとり、受け入れ、自分で自分の尊厳を守り…

2024.03.25

ものすごく忙しく、いくつかのことを考え、一気に歳をとった気分。昨日中に送らなければいけなかったものが、もう送れない時間になってしまって、でも、朝見直して送ることにしてよかった。 『英国王のスピーチ』トム・フーパー/監督。後半、とくに、奥深く…

2024.03.21

日にちの感覚がずれているのは、洗濯物をまわすタイミングが何周かずれていっているから、というのも大きい。ゴミの日の感覚ともずれる。自分の体の経験で日にちの感覚を理解して呼吸しているのだとわかる。ヨガは呼吸でカウントする。自分の呼吸の物差し、…

2024.03.21

口に出して話すほうの言葉は、すくなくとも、100%、相手が分かるためのものなんだと思った。 偶然教えてもらったのを受けて、確認して、実感した。その上で、想像していって自分のなかで自分の方法でとりあえずの理解をした。この繰り返しだろうと思う。 多…

2024.03.19

日にちと曜日の感覚がずれることがあって、ここ何週間はずっとそう。今日は火曜日だけど体感的に日曜日という感じ。やることリストを何度も書き直している。洗濯物を干すタイミングと寝るタイミングがずれて1周か2周まわっていく感じ。 この実はどこにどんな…

『カッコーの巣の上で』ミロス・フォアマン/監督

『カッコーの巣の上で』ミロス・フォアマン/監督。 ・ダンスの時間がとても切なくて、胸に残っている。それぞれが、甘えたい胸に甘えるだけの時間。適切に受け止められる時間。あの時間だけが特別で、軽くて、自由さがあるようで、夢のなかなのにひしひしと…

2024.03.12

新しいカテゴリーをつくった。ここでいう「障害」はあなたと私の間に起こる、存在していて動く、障害すべてのこと。映画を観る時間がつくれるようになってきて、「障害」がテーマになっている作品ばかりじゃないかと知った。それならきっと、小説にもずっと…

森本淳生 ジル・フィリップ/編『マルグリット・デュラス〈声〉の幻前』

対象αとしての声は、発話されたシニフィアンの連鎖としてのパロールには還元されない。ラカンが声を対象αと呼ぶのは、声というものが、私たちの欲望がそれへと引っかかることがある、取り替えのきかない(かけがえのない)対象でありうるからだ。とすれば、…

2024.03.09

アルモドバル監督の映画を、続けて観た。ひとつはいつものように途中で話のつながりが分からなくなってしまって、また観ようと思う。 『オール・アバウト・マイ・マザー』、また観たい、いつか。いつもこの人のつくるものは、複雑で、多面的で、多層的で、襞…

2024.03.09

・はじめて、通して6分台で走れたので嬉しい。姿勢のことだけ気にして走った。 2月は腰痛いのと寒いのとで走らずじまいだった。休んでも、やめずにこつこつ続けたい。自分の体のことがよく分かるから。 ・自分が抱えているはず、べき、の、あらゆる苛立ちは…

2024.03.08

そんな時、怒りを爆発させた長男はストライキを始めた。家族は、長男の怒りでようやく分った。障がい者の長男が一家にとってどんなに大切な存在であったのかを。長男がいなければ自分たちの人生もない、ということに家族はようやく気づいたのだった。 普玄 …

2024.03.05

普玄 倉持リツコ/訳『痛むだろう、指が』。売ってしまってもう手元にない本。 少しずつそれぞれの役割がずれている、ずらされている、という感じがこちらに残る、それも心に残る理由のひとつだったと今になって思う。役割がもう少しでもずれると大きく傾い…

2024.03.05

深く重く汝の聞こえをり現実の対岸よりの声は柔媚に 汝・な 悲哀から時間が生れるすこししてすこしづつだが花が咲きゆく 生・あ 岡井隆『臓器(オルガン)』 苦手だったけれど突然大好きになって(苦手だったいくつかのところを、突然「ゆるせた」感じだと思…

2024.03.03

『瞳をとじて』ビクトル・エリセ/監督。長い映画だった。思ったことを書いておかないとどんどん忘れてしまう。でも、顔をあれだけ映されたら、顔のこと、顔を見たこと、受けた印象、言葉にも言葉以前のものにもならないあの時間の感じは憶えている。憶えて…

2024.03.02

『我と汝』、大事に思って、数ページずつ読んでいる。 妙に時間がかかってしまうことは、とっても多い。私が、いい、と思うことは少ない。きのうは必要があって場違いだと感じるところに行き、分かれ道の流れによってこういう生き方もあったんだと、想像して…