ネラ・ラーセン 植野達郎/訳『白い黒人 パッシング』、『もうひとつの声で 心理学の理論とケアの倫理』キャロル・ギリガン 川本隆史、山辺恵理子、米典子/訳、コルム・トビーン 伊藤範子/訳『巨匠』、石川憲彦 高岡健/訳『心の病いはこうしてつくられる』、『シリアにて』フィリップ・ヴァン・レウ/監督・脚本 など。
先に言いたいこと、仮説があって、という感じがして途中で読むのをやめていた本。取り出して、淡々とつづけて書かれてある事例を読むうちに、誰の言っていることも選択も分かると思う。わたしは事例を読むのが好き。ジャネットの、デニースの、サラの、無数の人の、選択と、選択の前に何をどう受容してきたか、受容する体にどの定義域を与えられてきたか。