日記

とみいえひろこ/日記

2023.12.28

三井さよ『ケアと支援と「社会」の発見 個のむこうにあるもの』、中村祐子『わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅』、オルガ・トカルチュク 小椋彩『昼の家、夜の家』、小泉義之『弔い・生殖・病いの哲学』など。

こういう時期独特の動き方、這うように、息を吐きながら。誰のための何のための、がすぐぼんやりする事柄について、何度も何度も細かく、たったひとりのたったひとつの簡単な〈めやす〉に戻る、落ち着く。

それから、そして、自分の思っている、かたちになっていないことのつづきをたぐっていく、行き着く先が知れていて、自分が思うこと自体がティピカルなものに集約されて(集約して)ただただいつものことになる、なりそうなのが嫌だ。と、自転車に乗りながら思った。