日記

とみいえひろこ/日記

2024.04.06

こうして私は自分が望んでいたことに気がつく。引っ掻き回してほしいのだ。私たちの持ち物を動かし、見て、押しのけて、解体してほしいのだ。箱の中身を全部引っ張りだし、踏みつけ、場所を変え、床に投げ捨て、そうして泣いてほしいのだ。そして母に入ってきてほしい。

「そんなんじゃない」

サマンタ・シュウェブリン 見田悠子/訳『七つのからっぽな家』

 

なぜ、なぜ、なぜ、なぜだ、なぜ、これくらいのことが、こんなに、こんななのか。ここにずっといて、ものすごく微妙に変わるところを見ながら、ずっとここにいる。ほんとうに、

だ。

いろいろ重なって

自分の「思う」ことを信用していない、しない。

 

内海健『さまよえる自己』など。