日記

とみいえひろこ/日記

2022.09.22

ミランダは糖尿病を患うシングルマザー。糖尿病性ケトアシドーシスDKA)のために救急医療を必要としている。幼い子どもを隣人に預けているが、その相手は仕事に出かける必要があるため待ち時間を心配している。救急部門にはよく来ているので、スタッフの一部の名前がわかる。

 

能力の阻害要因

アシュリーは、激しい頭痛のため落ち着きを保つのに苦労している。両親にも臨床ケアチームに対してもいらだっている。両親は娘のそばにいてやれないことに動転している。

スーは痛みがあるが、自分に何が起こっているのかよくわかっておらず、病院から高額の請求があるのではないかと心配でたまらない。

ジェーンは隣人を助けたいし、通訳もないところに1人きりで残しておきたくないが、家族で集まる予定があってスーの娘が到着する前に発たなければならない。

 


(「ユーザーのペルソナをつくる」ボン・ク、エレン・ラプトン 百合田 香織/訳『ヘルスデザインシンキング デジタルヘルス/ヘルステックに向けて : 医療・ヘルスケアのためのデザイン思考実践ガイド』BNN)

 

絵もかわいくなくて、何なのだろう、技術やアイデア、数値、言葉にできて共有していけることだけを抽出して観察しているからこそ染み出してこちら側に見えてくる人間性の「多様」さ、言葉で括ることなど絶対にできない多様さ、曖昧さ、混乱、仕方なさ、といったものにぐっとくるときが、読んでいて時々いきなりくる。