日記

とみいえひろこ/日記

2022.07.07

検査の二日目で、おなかがずっと痛い。

精密検査を受けなければいけないことになって、すごく、生まれてはじめてくらいなレベルで気持ちが落ち着いたのだけど、何日か経ったらその感覚も薄れてきてしまった。終わりが見えることで、このくらい強制的な線を引くことで、自分の抱えられる範囲が理解でき、見るべきことが分かってくるものなんだなあと思った。いつものそわそわした気がかりを隣に置いてものを考える、という時間をもつことができた。

迷いつづけている細かなひとつひとつのことについても、自分の環境についても、概ねそこまで外れていないようだったり、これでいいなと思えている、そのことに少しびっくりしている。

自分ができていないこと、届かないこと、どうしても駄目で無理だと感じているところにこそ助けられている、と思う。