日記

とみいえひろこ/日記

2024.01.31

台所の灯り、長く真暗なままだったのが数日前から点くようになり点けることにした。明るくなったら見えるものがたくさんあり、こんなに、こんなだったんだと実感している。何度めかの実感。白日のもとに晒されたもの、晒された無理さ、動けなさ。

食べて、寝て、食べて、寝て、食べて、寝て それでいいじゃない

キャタピラー若松孝二/監督。すごいしんどかった。文脈は、なんともいえない、そういう文脈で出てきた言葉じゃない、けれど心に残った台詞として。

もうひとつ。ひとが文字で自分の希望、要求を書けるのは、文字を書けるようになるまでに、本人の尊厳を大事に守る環境があったからなんだな、と、妙なところで腑に落ちた。

 

こんなにこんなだった、ともう一回理解しなおし、戻り、ほんとうに効率が悪いと思いながら少し進める。一緒にやってみる何か、を思いついたり、意味をもっと見出そうとしたり、少し頭が回りはじめる。ほんとうに簡単なはずなこと。

ただ、思うのは、ふたつ、ふたつの時間を持っておけるように外から「見守る」ことができるのは私の立場なのではないか、ということ。

 

土田知則『私はとんでもない』など。