日記

とみいえひろこ/日記

2024.02.22

できることはやって、考えられることは考えて、伝わることは伝わって、それらがどこまでなのか、どの程度なのか、自分の位置確認や現時点の限界、つまり、境界線がなんとなくつくれて、そうやってつくる方法を理解しつつあって、あとは、わたしがほんとうに迷ってものすごくわからない残りが、それでいて手持ちの方法では誰も何も役に立たないのが、文学的問いなんだと思う。そこじゃない、それじゃない、それはやりました、それはもう試しました、書いてあって知っていて検討しました。やって、ぜんぜんそんなことじゃないと思う。枠組みにのって演じることでここを抜けられるなら、そうしている。それができないからここにいて、ここにいるまま抜けられる方法はあるはずだと知っている、思っている、そうじゃないとおかしいはずだと、憎んでいる、疑っている、構えている、何度も同じことを見て消耗している。

そのなかで、すこし方法が見つけられそうでもあって、でも、どうだろう。