日記

とみいえひろこ/日記

2024.04.16

ずーっと曲を流していた。分からず、当面は何の意味もない、何にもならない、しかたのないこと、どう付き合ったらよいのか分からないこと、絵、の張りつく感じが自分のタイミングによって強まる。無意味を別のチャンネルをもつもので流したりくるんだりしてなんらかの考えは進む。

いつも、この感じで、別のことも同じ、自分の見積もりが合わないなと実感しつつ抜けられず、朝妙に早く起きてゴミを出して、二度寝して起きて玄関を見たらカラスに荒らされた後だった。ただ、収集の方がだいぶ片付けてくれていたみたいで、浅い二度寝のなかでなんとなく声が聞こえていた気がしていたのはその声だったのかと思いながら掃いた。

もうひとつの、もういくつかの、もう少し先の、線を引く場所や時間や可能性も頭のなかに前より現実的に浮かんできている。そうか、と思う。ざわざわしてもう少しうまくスマートに無駄に疲れないように考えを進められたらいいのに、こんな這うような感じじゃなく、と思う、けれど、こんな感じで同時にじくじくでも、自分の思う適切なベターなところをそのたびに見つけて、できるだけ嘘をつかずばかにせず、愚かさを認め味わい、できるだけ勇気を出して誠実に行きたいと思う。何か当たり前のことをぼこっと知らなかったり忘れたり抜けていそうなところ、それによって取り返しがつかないことを起こしてしまいそうなところ、いちばん重要な他のものがそれを負うことになるのではというのが、いちばんいつも不安。