同じ空間にいるというのはつよい。できるだけ、1日に30分、その子と同じ空間にいることをしばらく目標にしてみようと思う。何度目かの。いるというだけでほんとうに違うとわかる。
誰かが撮影したミャンマーの動画をみる、このことも、地震のことも、きのうちゃんと説明できるようにして説明したかった。耳鼻科眼科皮膚科に連れていきたいと何年思っているだろう、連れていけないままなんとなくずるずるきているから大丈夫ではあるのだろう。ほかに大きなことがもっとたくさんあるはずだけれど、自分にはこのことがいちばん後ろめたい。気づいたときにすぐに対処できない、後回しにする、せざるを得ないと選ぶことが、あまりにも重なり過ぎて、またできなかったという感じがどんどんふくらんでいく。
できるはずなのに。できるはずなのに、と思う。ずっと見積もりが甘いままだった。見積もりが甘いのは何かを見ることが今できないからなのだと思う。そうすることでしか進めないからだと思う。できるタイミングになったときにはわたしは疲れ果てていてどうしてもできない。ここに注ぐ力がない。秤にかけているつもりで、自分のことを選ぶ、大丈夫な範囲なら今のところこれでごまかしながらいくしかないのだと思う。だとは、思う。でも。でも。でも、とずっと思う。もっといいやりかたがほんとうにないんだろうか？
でも、ほかにないんだろうか？ これでほんとうにいいんだろうか？ これがわたしのすべてだと思う。
