でも、それぞれ目的が違わないと困ったことになるなと思い直す。
わたしが多く関わるAのことについて頼りまくっているBやC、Dに感謝しかない。B、C、D、もっと多く、E、F、G…それぞれの目的で、それぞれがそれぞれ本人のために、Aを受け入れ関わっている。Aを通すことで本人を受け入れ、関わっている。Aがいないと何もない。
B以下の人々が所属し関わっている機関内で、Aとわたしに関する最低限の情報は共有されている。そのことを全員知っている。A自身の力の傾きによってAが変化するとき、いくらかわたしは踏み外す。これ以外の方法もきっとあるだろう、けれどもこれが今のわたしにはぎりぎりの範囲ということも知られている。踏み外しても大丈夫、B、C、D…は順番にここを離れていく。踏み外しすぎることはなく、安全であるように工夫されている。それぞれが、すこし多めにここに生まれた暗みを見て、離れることになっている。機関のしくみにまもられることで、それぞれが自分の目的を保つことができる。