ひとつの波のために
終わって、ごまかせないのだと噛み締めながら、コピーをとりに、ポストに投函しに。
10日くらいは駄目にした。たまたま、ごまかせてごまかすことにしたから、今回はこちらに力を使うことにしたから、ごまかしてひとつの波を見送るまで辿り着けたんだ、と思う。見送って、2、3日、何もできないことにすれば何もできない。何もできなかった。しなくてはいけないことはたくさんあるのに。
「せっかく」だから、という、遠くつながっている言葉をとりいれてみようか、と思っていた、終わりの波の頃に。舌打ちみたいな音、何の音か。