日記

とみいえひろこ/日記

2021.06.15

ふっと、タイミングが重なってひといきつける。溜めに溜めた用事をつめこんで役所。義務でないことに手をつけることは出来ず、ここでもうくたくたになってしまう、いつも。

 

いつも、何を見ても、いかに詳しく事実に即した内容であっても、いつもそう、比較対象がそちら側だから、と思う。そちら側の見方なのであれば、そのものたちがあれをもたない、あれがないと言えることの意味はわかる、あれが違うと言えることの意味もわかる。初めの頃はその意味もわからなかった。

そちら側と比較していない、この世界しか持っていない側の口から発せられた言葉がラジオから聞こえる。何度も同じことを言ってきた、あたりまえのことを言ってきた、身を削って放つ分ぜんぶあなたに理解されてあとに何も残らない、その空しさをとてもよく知っている口。