きのうは歩いて、橋を渡るほうのスーパーに行った。雨がもう来ていて、帰りに10分ほど、ほんとうに休憩ができたと感じた時間があった。出ようかなだるいなと思いながら窓の外を見たら雨が白く強くなっている。今逃したら長く出られない、ほどでもないけど、帰ろうかな、と思って席を立った。今逃したら長く出られない、そちら側の生き方もある、とふっとリアルに思えると、落ち着くのだと思う。駄目になったら行く場所は頭の底でまだ静かに探し続けていると思う。
この期間は少しだけ、自分の仕事、役割と思っていることの基礎的な本を読めてよかったし、少し先に考えを進めることができてよかった。先に進めることはふりかえり戻ることと思う。といっても、ぜんぶそのために読んでいる、やっているつもりで、買った資料は追いつかず、いろいろ終わってから読むことになる。でもそれも次につながるからいい。いつも足りないと思うのと、それでも、3行分ほどのふりかえりの時間をもつことを意識すると、小さな交渉と提案を積み重ねられるようになってきたと思えた。その前にまなざしがあり、できれば耳をすませる時間がある。ほんとうはそちらができればそれだけでいい。そこがずっと追いつけず苦しくしんどく、けれど、いつのまにかそこをそんなふうに見なくなった、思おうとすることに無駄に力を使わなくなった、忘れていた、ということが、いくつか細かくある、とほんとうに最近思う。何日かすごくだるくて、夕方吸い込まれるように眠る。
