日記

とみいえひろこ/日記

2022.02.19

石川准・長瀬修 編著『障害学への招待』(明石書店)。

『障害学の主張』のほうを先に読んでいた。だから、こちらには、こちらにも、それぞれの本に違うかたちで悔いも多く書き込まれているんだと思った。

ほんとうは、こんなことを言ってはいけないのだけど、ということ、痛みなくはやく消えることをずっと思っている。そして、だから、自分のもっとも苦手で苦痛なことを頼りに生きていくようなやりかたを見つけ、握っているように思う。「障害の文化」と書かれていたことから思ったことは、言ってはいけないことと実状を統合させずに握っておく方法はこういうことかもしれないということ。

弱まって破れそうなところによく出遭ってしまうもの、沁み込んできてしまうものは驚くほど似ている。弱まって破れそうなところに、少しだけべつのものと出遭えれば。または、出遭い方を変えることができれば。みたいなことを最近よく思う。