すべて終わったら何が残っているだろう、むなしさだけが残って、ぜんぜん違うかたちになっているだろう
か
と思うときがある。
まわりのもの、小さなものに出会って出会って行ってたたかうなかでいつか、もういい、まんなかにあるそれはとっくに終わったという声を聞いたかもしれない。ひとりだけ残ってしまい、もっと早くにたたかうべきだったものがひとり残されたたかった、そのあとに残った傷跡の前にいる。べつのものを憎むようになって、いつか道を逸れてしまった。
目の前のものにとって必要ないならそれがいい。それがいい。それがいいとして、どうしたらいい。
ベランダが、すごい風景になっている。