6月中になんとかいけたら、と思っていた手続き系のこと。まだ残っている。また、いけるかもと思っていたものは両方無理で、残念だった。でも自分たちの位置がわかって、まだ大丈夫でがんばれる、やりようがあると思ったこともあってよかった。けっこう、どっと、厳しくなっていくんだと実感したのと、今日ももう少し休む時間が必要で、なかなか、這うようにぎりぎりのことをしただけだった。いくつかのことを下げてやっと、見えてくること、けっきょくかえってくること。
合間に読んだもの、読んでいるもの。
『江代充詩集』目取間俊『面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)』アン・ウォームズリー『プリズン・ブック・クラブ』など、など。
この魚が釣り上げられ
あの魚がのがれ去ったことについて
わたしたちは幾つの意味が持てるだろうか
何か言いやすいところを抽いてしまったけれど、放っておけないものをふくみこんでゆくような、ぺったりとして見られていないところを裏返して見せてくるような、書くということにそういうことを求めているような、そして、そういうことを求める恥ずかしさを呼吸させているような、不思議に気になるかわいい詩集で、長く傍らに置いている。