日記

とみいえひろこ/日記

2023.08.04

最近は、大きくふたつ、あらためて思ったことがあった。

外からのぞかせてもらっていて思うことがある。これは芯のところにいる者たちがわかっていて見ている風景とはぜんぜん、まったく違うこと。そのうえで、思うことがあって、このように第三者がそこをゆるされて出入りすることは必要なことだということ。

芯のところにいる者たちは、本人が、いかに純度の高い状態でいられるかということを目的に関係性を結んでいて、目に見える契約や約束、構造が、その関係性を行き過ぎないようにつなぎとめている。そこにある関係性には、あやうい搾取関係や、もっともっと生々しい関係があって、ほんとうに動物的だと思う。それでも、そこを超えないと見えない風景はある。私自身が外からのぞく位置に慣れているため、芯のところにいるのが慣れないで難しいということ。

もうひとつは、私自身が日々出遭うトラブルの受け止め、向き合い方、アイデアの出し方、など、など、が、直接本人の経験につながっている、という面を(も)私が見ることが今は鍵になっているということ。私の目の向け方自体がとても直截的な、ある可能性を表しているのだということ。

 

ヘンリー・フールハル・ハートリー/監督、『家族の秘密』セルジュ・ティスロン、ニコラ・ブリオー 武田宙也/訳 『ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて』、立岩真也さんの本、など。夜中起きていてもお金を使うだけで、でも、スカートを二着買ったのは後悔していない。