最近頭にあること。頭に残っていて、何かを見聞きしたり、それを繰り返したり、そのことによって時間をおいてあとから思い出したり、気づいていったり、たぐっていったりしながら、もう少し、全然、と思うこと。
・文字通りに、字義通りに、相手の言う言葉を聞くこと。それができたらいちばんいい。相手というのは私含め。
・相手の部屋へ入る。どの名前としての私を机に置くのか。何も自分の内にもある部屋のなかの、名前のない部分まで捧げることはなく、それは違う。誰も内側に入れない、侵せない。
・痒いことが引き止める、つなぎとめる、また離れさせていてくれる。痒いことが引き起こすもの、恥ずかしさなど。痒みと私のじつざい、じつぞん。痒みをいちばんはじめに意識したとき私を意識した。でもこれも嘘で覚えていない。
・生理中、前、体が全部を経験する。朝起きて、寝ているときに何があったのか、と思う。
・代わりに、あること、いること、やること。それらのスタイルを意図せずつくってきただろうこと。
・それらのこと、秘密であることほど、言葉にされず、幼いまま。
あとからあとからどろっとくる映画を観た。
もっとやりようがあったのに、もっともっとあるのに、漏れ出るのをゆるしてしまい、後悔しかない。といういちにちの終わりになった。そのあと、でも、と思ったり、細かく検討しがいがある、つぎはぎで足していく、元を取ろうとする。
