日記

とみいえひろこ/日記

2021.02.26

わたしがひと段落したと思えばひと段落ということになるだけで、また慣れてゆく。生理が来てなんとなくそういう気分になってしまった。

自分がざわざわすることについてはお願いをすることにした。同時に、わたしのお願いなどを聞く筋合いはほんとうは何もない。いつもはじめてのように向き合い方を変えることを心がけた。これでいいのかいつも全然わからない。結局同じような感じでひとつの状況の問題については終えていく。この問題とその問題はほんとうは関連が薄い。でも巨大できつくてくっついているように見えるし、これを解決することがそれをどうにかすることみたいな感覚になってゆく。それをどうにかするのはわたしではない。それを問題にして奪ってしまうまで踏み込む権利はわたしにない。

もっとも気になっているいくつかのことを尋ねてもみた。それは私が答えられるようなものではありません、とんでもない。それが答えだった。ここらへんの境目もやっぱりわからない。執拗で、この状況にとってもっともベターな答えがあるはずだと思う、境界を超えたことを尋ねてしまう、または尋ね損ねてしまう。

この状態と名付けられた者にとっての、この名のこの役割のわたしに、わたしもまた見事になってゆく、そう、こんな神経質さをもつ、こんな執拗さ、世界の狭さをもつ、こういう行動をする。

一点、ほんとうにどうにかしたいことがある。これがわたしの問題と思う。同時に、今はどうにも外側の状況によってはこうなるのが仕方ないとも思う、思うけれどもまず外側にどうにか間に合わせないと生きられない。

近くのマンションの前にユニクロのもこもこのパーカーを着て座っていた子の雰囲気にはっとする。まわりに膜が張られているような、そこはとても平和でリズムがあるような。見ることは啓示と思う、この子のようにあの子はなるのかなと思う。

ずっと、ひとつの報せを待っている。もしかして来ないのだろうか、報せに関連したこの大きなものごと自体がぜんぶ幻なのではないか。ぜんぶわたしがつくりあげた嘘なのではないか。