遠く遠くだけれど、つながってしまっている。そのため、自分のほんの少しの「無理」が、その存在を苦しめて立ち上がれない状態にしてしまう、ことはある。見えていると思っていることよりも、実際はもっと多くの、大きなことが動く、積み重なってしまう。自分が少しでも違和感を感じるものにはのりたくない、のらない。少しでも納得のいかないものにはもうのらないようにしよう。と思う。この感じとは別に、そうじゃないときが、のってみたほうがいいときもあるのだよなと思う。
そして、しなくてはいけないこと、立ち止まってはいけないこと自体はずっとつづくけれど、立ち止まって、外れてみてもいいのだということを思う。それぞれの読み解きはあって、そのひとつひとつが大事であるのと同時に、自分とその遠くの関係がいちばん大事なのだと思う。自分がどのように受け取るか、ということに時間と自分自身をつかってみたいという思いを、何日かかけて自分に染み込ませている。搾取について、労働について、受け取る者、受け取り方こそが偶像をつくるということについて、あなたがわたしだということについて、立ち入ってはいけないところについて、過去の関わり方を思い出すことがこれからの自分の時間をつくることについて。
こんな美しい風景、何度も何度も映像をみて、曲をきいている。この時間は、私にとってもほんとうに大切な、とても、経験だ。そうこのひとたちに伝えたい。伝えたい、と思ってしまうようになるしくみもまた独特につくられていて、そのように掘っていくこともできるし、ここにいて自分だけのやりかたをしようとするのでもゆるされる。伝えないという伝え方でも、もっともっと遠さを見るという近づき方でも。
BTS (방탄소년단) 'Yet To Come (The Most Beautiful Moment)' Official MV - YouTube
