日記

とみいえひろこ/日記

2023.06.15

困ったなー困ったなあーと言いながら夜中トランポリンに寝転んでいたら、犬に見下ろされていた。これは幸せなことだなあ、と思った。幸せなことだなあ、と思うための自分が目に見えなく、泡のように現れる。体感や実感のない感じ方、思い方をするとき、いくつか自分が現れる。と想像するとなく想像する。そういうことにしているのだと思う。そういう様式にしているのだと思う。現れるその感触が、体感なくある。目に見えないものの見方とか、わからないものの感じ方とか、それぞれに沿った受け取り方があるのだと思う。

数日先の、時間が読めず気がかりなタスクをあえて前にもってきてやったり、ざっくりの日を決めてやったり、やることリストの書き方を変えたりしてなんとかぎりぎり、納得いく/納得していただく、かたちで進んでいる。今日も、ざっくりの日。きのう見送ったことを、やり方を考え直してやる日。

『歳月』が私はとてもよくて、作者が読んでいたという丸山健二の小説をはじめて読んだりした。『水の家族』『アデル 人喰い鬼の庭で』(レイラ・スリマニ 松本百合子/訳)、竹村和子の書いたもの。など。