日記

とみいえひろこ/日記

2024.01.16

小西真理子『歪な愛の倫理 〈第三者〉は暴力関係にどう応じるべきか』、李承雨 金順姫/訳『植物たちの私生活』、岩川ありさ『物語とトラウマ』など。

また同じところ、何周目だろう。新しい同じところ。何かから逃れるために別のところに行って同じものを見る、そういうのはやめておこうと思う。必ず外にいて、ひとりでいて、あなたの世界のことを一切わからないまま、ルールや遊びのなかでそれがそれをどう表現するのか、見つける、つくる、ひとつひとつのまったくわからないものを認めて証人になる、黙っている、知りもせず全身で傾いている。そのあたりにわたしはいられたらいいんじゃないかと思う。翻訳、代理、誇りを感じて状況にとって必要なものを相手に見せて扉をたたいてみる。必要じゃないものは秘密として守る。そういうのがわたしの力として必要だろうと考えながら、椅子に座っていたら、呼ばれ、斜めからふっと手を差し伸べてくれた。ということが、今日のようにふとある。

誕生日にライブがあるんだと知り、もしかしたら行くこともできるんだった、でも行かないんだろうな、今回は行かない。と思って静かに過ごす。いつのまに、こういうところまで来てしまった。と思いながら、夜休んだ。

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