日記

とみいえひろこ/日記

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.03.31

なんとかして細く短いしずけさをよりあつめて、長く遠い、時間のかかる仕事ができないのか、、もう無理なんじゃないのか、、と、このくらいの時間になるといつも思う。何かもっといい方法がないのだろうか、「気がかり」が餌になっているように思う。やるべ…

2021.03.29

たまに自分が暮らしていてよく知っている「ここ」の言葉に聞こえるときがあるから、驚く。自分がすっかり知っているつもりになっている言葉の意味をすばやく超え、もっと濃く、もっとまっすぐ、言葉として、でも意味はわからないで、ふいにここへ届く。ふい…

2021.03.26

沈黙のカテゴリー Silent Category // クリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)。 入場券として、グレーの紙に白インクで『BLUE PRINT』と印刷された分厚くて小さな本を受け取る。 空白のページ=それを見たわたしに与えられた責任のような、意味のよ…

モノには出来るのに、人には出来ない

モノには出来るのに、人には出来ない 京都まで出ることも今はなくなって烏丸の地下はいつまでも暗い 柿灯る路傍だろうかサイレンの赤とほんのいっとき交わり 青い朝運び終えたらうすやみにわたしは山羊のように疲れて こんな野に忘られて捨ておかれたい夜に…

2021.03.17

伊藤亜紗『手の倫理』。読みながら、小学生とか保育園児とかだったときの自分が嫌だった手のこと、好きだった手のことを思い出していた。それは明確に自分のなかで決まっていたし、自分だけに分かる、自分だけの、嫌な手、好きな手だと思っていたから誰にも…

やさしすぎるひと

やさしすぎるひとというのがいる。やさしすぎるひとというのはほんとうに必ずいるのだと思う。どの局面にも、どの場所にも。今まで何度、何人のやさしすぎるひとに出会っただろう。案外多くいるのではないかと思うようになった。 やさしすぎるひとはいつも、…

2021.03.12

同じ空間にいるというのはつよい。できるだけ、1日に30分、その子と同じ空間にいることをしばらく目標にしてみようと思う。何度目かの。いるというだけでほんとうに違うとわかる。 誰かが撮影したミャンマーの動画をみる、このことも、地震のことも、きのう…

2021.03.10

/// SIRUPの配信ライブ、配信ライブのチケットをはじめて買った。アーカイブ配信をずっと部屋でかけていて、ほんとうにしあわせだ。アーカイブ配信がはじまるまでの、聴けない時間もよかった。 /// 木の葉のようにおまえはここへ来て、座るところを考える。…

中村佑子「サスペンデッド」(シアターコモンズ '21)

わたしは、ここに描かれていないこと、ここではまるで何の問題もないこと、消されていることのほうを、自分が関わるべきものとして選び、関わって、抱えているんだと思う。抱える腕はすりきれかけていて、このやり方では関わりきれないところまでいくことも…

2021.03.02

今回ばかりはほんとうにわからない、自分が信用できない。それを判断するのも自分であるのがきつい。同時にどこかでこれでこれでもこうだから良い状況に向かっているような気もする、でもそれこそが危ういと感じる。困っている、自分の問題だと感じることが…